【福島県田村市】マイナーだけど見てほしい観光スポット!

福島県田村市には、ちょっとマイナーで変わったスポットがあります。

今回は、普通の観光には飽きた方にはちょうどいい、ちょっとゆるめのスポットのご紹介をします。

お人形様(オニンギョウサマ)

田村市の船引町から三春町にかけての磐城街道沿いには、集落内に人型の神像を祀り、それを毎年作り替える風習があったそうです。その人型の神像を、地域の人々は『オニンギョウサマ』と古来からよんでいました。

過去には「磐城街道の5人形」「七が沢の5人形」といわれ、旧磐城街道沿いの5地区に立てられていたそうです。

現在、オニンギョウサマ製作の習俗は、船引町屋形・朴橋(ほおのきばし)・堀越の3地区に伝承されているのみで、他は廃絶してしまったそうです。(三春町芹ヶ沢・船引町光大寺)

お人形様なんて言葉を聞くと、かわいらしいお人形を想像する方が多いかと思いますが、ここのお人形様は違います。

スケールが大きいんです!

全部で3ヶ所あるんですが、お人形様の基本的な特徴はこんな感じになっています。

  • 大きさは4mほど
  • 木製の異形のお面をかけている
  • 頭髪やひげは杉の葉っぱでできている
  • 衣装はワラでできている
  • 両手には武器を持っている

大きさや装飾品からして想像していたものと違いますよね?

武器持ってるし(”Д”)

でも、これではさっぱりわかりませんよね?

実際に見ていただきましょう!

それでは3体のお人形様をご紹介します!

屋形のお人形様

屋形のお人形様

なんとも強そうなお顔だちをしていますね。

古いお面の右側面には文化5年(1808年)と陰刻されていて、文化15年銘の幟旗(のぼりばた)も保存されているようなので、文化年間にはすでにあったようです。

朴橋(ほおのきばし)のお人形様

朴橋のお人形様

こちらも強そうなお顔立ちです。

古いお面には安政元年(1854年)の銘があるそうです。

現在のお面は平成14年に作り替えられたそうです。(その前は昭和4年に作り替えられたとのことなので、実に74年ぶり!)

堀越のお人形様

堀越のお人形様

3体の中では1番かわいらしいお顔をしています。

こちら堀越のお人形様は平成4年に復元されたようです。

 

三国志で例えるなら

堀越のお人形様が劉備で、朴橋(ほおのきばし)のお人形様が関羽、屋形のお人形様が張飛でしょうか?

横山光輝 三国志より

個人的な勝手なイメージです(^ω^)

お人形様の役割

では、これらのお人形様とは何なのか?

お人形様は両手を広げ、通せんぼのしぐさをしています。

顔は大鬼の形相で、外から悪いものが入ってこないようににらみをきかせています。

どうやら『お人形様』には、外から入り込む疫病などを防ぐという目的があったようです。

そういったことから、集落の家々や街道を見晴らす場所にお人形様は置かれ、神様として祀られていたようです。

お人形様は『魔除けの神様』だったのです!

アクセス

屋形のお人形様のところには駐車場がありますが、朴橋と堀越のお人形様のところには駐車場がないので、道路端の路肩に車をとめて散策するようなかたちになると思います。

県道沿いでそれなりに交通量も多いので、近くの側道に入り、迷惑にならないように車をとめるのが無難ではないのでしょうか。くれぐれも交差点近くにはとめないようにしてくださいね!

福島県指定重要無形民俗文化財になっているそうです。

今後、廃絶してしまった2ヶ所も復元されるといいですね!